人間は愚かである。何度も同じ失敗を犯す。
人は人を憎み、傷つけ合う。
戦火はこれだけ科学が進歩して、社会が成熟してもなくならない。
醜く暗黒の世界。
そのたびに我々は、失望し、絶望する。
しかし、だからこそ。
人は人を愛し、人を守る。
整合された世界にはない美しい芸術やものがたりがそこにある。
相反し、矛盾する。
だからこそ人間なのだ。
私は、その人間の物語を紡いでいきたい。
どんなに愚かであっても美しい物語を。
眞邊 明人(まなべ あきひと) Akihito Manabe
1968年生まれ。同志社大学文学部卒。大日本印刷、吉本興業を経て独立。独自のコミュニケーションスキルを開発・体系化し、政治家のスピーチ指導や、一部上場企業を中心に、ビジネス研修や組織改革プロジェクトに携わる。研修でのビジネスケーススタディを歴史の事象に喩えた話が人気を博す。尊敬する作家は柴田錬三郎。2019年、日テレHRアカデミア理事に就任。また、演出家としてテレビ番組のプロデュースのほか、演劇、ロック、ダンス、プロレスを融合した「魔界」の脚本、総合演出をつとめる。代表作は「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(サンマーク出版)など著者多数。
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